2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「侮辱する」は発語内行為か(3)

さて、ハーバーマスの理論は、発語内行為を理念型化したコミュニケーション的行為について、その行為同定がある種の第三者的(三人称的)な審級――慣習がそこに位置しうるような――によって可能である、という構図を前提としている。 しかし、ある言語行為を特…

朝から蒸しあつい。 じわっと汗がにじむ。 路傍の紫陽花も色褪せ、いよいよ夏か。 授業に出る前に、昨日のつづきをアップ。

「侮辱する」は発語内行為か(2)

忘れたころに、つづきを書いてみる。 ある(言語)行為における意図を公然化する――(言語的)慣習によらずに――には、2つのケースがありうる。 より精確には、1つのケースしかないと言ってもよいが、そのことについては後で述べる。 スペルベル*1&ウィルソ…

しつこいようだが。 辻ゼミの学生さんと「情報メディア論」の受講生さんは、『反社会学講座』を必ず買って(←ここ重要)読むべし。 いや、私に印税や宣伝費がはいってくるわけではまったくありませんが、こういう本が売れないとなると、クライ気分になってし…

北朝鮮のスウォドリング

『週刊新潮』6月24日号に、北朝鮮の少年団員(小中学生にあたる)向けのなぞなぞ本が紹介されている。 右は、そのなぞなぞの1つに添えられた挿絵の一部を抜き出したもの。 なぞなぞ自体は、「窓ひとつない閉じられた家に生まれて、静かに育ち、最後に家…

おっと

ここまで書いたところで、id:contractio:20040623 さんとこ経由で、こんな本がでていることを知る。 こんな本があるなら、うだうだ書く必要なかったかも。 とりあえず買っとこ。

『正論』7月号

に掲載されたシンポジウム報告のタイトルは「脳科学が証明した家庭教育と父性・母性の重要性」。 んなもん、脳科学に「実証」できませんってば(笑)。 パネリストは、『ゲーム脳』のモリモリさんといっしょくたにされて心外らしい川島隆太・東北大教授と、…

脳科学主義および心理主義の死角

少し話を一般化して、この手の問題を考えるにあたって、「なぜ社会(学)的位相への目配りが必要か?」を一くさり。 私が学生さんに、社会学の領分を説明するときによく使う例を引いておこう。 たとえば、ある集団における差別意識の実態を調べるために、ア…

いまさら「ゲーム脳」やら

「セロトニン神経」やらに、ことさら何を言う気力もないのではありまするが。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040622-00000406-yom-soci 問題は、charlieさんの指摘するとおり、「科学的根拠を求めて科学的な実証を行う、ということそれ自体は重要なよ…

『反社会学講座』第16回より

タイトルは「それでも本を読みますか」。 書籍版の書き下ろしで、ウェブ版にはない回。 本を2冊いただいた恩義があるので、販促がわりにちらっとご紹介。 イギリスの作家サマセット・モームは『読書案内』で、世界の名作文学は冗長な部分が多いので、とばし…

颱風一過。 大阪は晴れました。 暑いです。 仕事をする気力50%減。 逃げたい。

挙手も出欠もケータイで 悩みの携帯電話、授業に利用

http://www.asahi.com/national/update/0616/011.html 授業評価アンケートなんかは、この手でやると便利だろうなー。 2〜300人に配って回収するだけで、けっこう手間と時間をくうし。 でも、講義のなかでは私は使わないだろーなー、こういうシステムが導…

木曜日は疲れる

1限、1回生の少人数クラス(ゼミのようなもの)。 5人1組になって、あたえられた課題(テーマ)で、調べものをして、雑誌記事風のレポートにまとめるというセッションを先週からしている。 今日は、ざっと集めてきた資料・データをもとに、編集企画会議…

いよいよ発売!

パオロ・マッツァリーノ著『反社会学講座』(イーストプレス) 本日、贈本いただきました。 イーストプレス様、ありがとうございました。 恥ずかしげもなく、私も帯に推薦コメントを寄せております。 社会学を名のる「非社会学」が多いなか、これは実にきち…

「侮辱する」は発語内行為か(1)

id:gyodaikt:20040611さんのところの議論を受けて、言語行為論についてメモの走り書き。 もうちょっと丁寧に考える時間がほしいところだが、いつになるかわからんし。 発語内行為と発語媒介行為は、ある動作(motion)を行為(act)としてどう記述するかの区別で…

今日は日記を書く余裕なし。 とかいいながら、午前中は気分転換に映画を見に行く。 『カレンダーガールズ』。 星3つ満点で☆☆ってところか。 イギリス映画らしいといえばイギリス映画らしいような(しかし「イギリス映画らしさ」って何だ?) そこはかとなく…

いよいよ出版近づく

「反社会学講座」(イーストプレス)。 6月下旬発売とのこと。 しかし、発売元のサイトでは「社会書・人文書」じゃなく、「サブカルチャー」のカテゴリーに分類されとるなあ。 「反」社会学だから、「社会」書に含めるには、語義矛盾をきたすつうことかしら…

とりあえず復活

先週半ば、精神に動揺をきたす事情が出来し、次の日の講義なぞ急遽休講にしてしまいましたが、ほぼ平静に戻りました。 親しい何人かの方々には、メールではた迷惑なお話をしましたが、そのおかげで落ち着きを取り戻しました。 その過程でわかったことをメモ…

さんざ疲れたとか書いておきながら、昨日の夜は2回生クラスのコンパへ出かける。 コンパに耐えうる体力的・精神的余力があるか、悩んだんですが、なんせこのクラスはおもろいやつ濃度が高いんで。 そのコンパでの結論1。 世界の中心で愛を叫ぶなあ〜! 叫…

脳細胞が8割がた動いてない感じ。 ふだんも3割くらいしか稼働してない感じですが、さらに機能低下。 おとといあたりからですかね。 ほとほと休みたいが、2限、3限と何とか授業を消化しましたです。 こういう日は単純な事務仕事を片づけるに限る、という…