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岡野雅雄(編著)『わかりやすいコミュニケーション学――基礎から応用まで』三和書籍

月刊『言語』(大修館書店)用の書評を書く。 「書評」といっても400字しかないので、「紹介」といったほうが適当だが。 コミュニケーション学の入門書としては「良」だと思う。 アマゾンにも、moo5963氏による簡潔かつ要領をえたカスタマーレビューがあ…

「反‐若者論」の50冊の一部修正

寝込んでるうちに、北田さんの推薦本50冊と並列されていて、驚く(id:Albiniさんの労作のこことか)。 タメをはるつもりはなかったのだが。 あくまでゼミ向けの50冊だったのだけれど(「反面教師本」も含んでるし)、そのうち、すなおにオススメの本50…

「反‐若者論」のための50冊

日本語で読めること、比較的入手しやすい(はずである)こと、同じ著者の本は原則的に1冊とすること、を基本に選んでみました。 反面教師本もそこそこ含んでるんで、そのあたり見きわめながら読んでね。 パオロ・マッツァリーノ『反社会学講座』イーストプ…

おっと

ここまで書いたところで、id:contractio:20040623 さんとこ経由で、こんな本がでていることを知る。 こんな本があるなら、うだうだ書く必要なかったかも。 とりあえず買っとこ。

『正論』7月号

に掲載されたシンポジウム報告のタイトルは「脳科学が証明した家庭教育と父性・母性の重要性」。 んなもん、脳科学に「実証」できませんってば(笑)。 パネリストは、『ゲーム脳』のモリモリさんといっしょくたにされて心外らしい川島隆太・東北大教授と、…

『反社会学講座』第16回より

タイトルは「それでも本を読みますか」。 書籍版の書き下ろしで、ウェブ版にはない回。 本を2冊いただいた恩義があるので、販促がわりにちらっとご紹介。 イギリスの作家サマセット・モームは『読書案内』で、世界の名作文学は冗長な部分が多いので、とばし…

宮台真司・鈴木弘輝編著『21世紀の現実 〜社会学の挑戦』

21世紀の現実(リアリティ)―社会学の挑戦作者: 宮台真司,鈴木弘輝出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2004/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (22件) を見る先週末、鈴木謙介さんより贈本していただく。 ありがとうご…

『「おたく」の精神史』

「おたく」の精神史 一九八〇年代論作者: 大塚英志出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/02/21メディア: 新書購入: 5人 クリック: 139回この商品を含むブログ (185件) を見るあちこちで書類を待つ間や移動中に、そちこちで話題になっている本書を半分くらい…

あら?!

北田さんがマイアソンの『ハイデガーとハバーマスと携帯電話』を評している(ココ)。 ぼやぼやしてるうちに、先をこされたぜ(笑) 簡潔かつ的確な評。 確かにマイアソンのハーバーマス理解とケータイの分析は私も粗雑だと思う。 「大澤さんの解説もかなり…

『新版 社会学がわかる』

朝日新聞社、2004年 生協にファイルを買いに行ったついでにゲット。 「数理社会学」の項を書いた盛山和夫さんの「忘れがたき人」がカール・ポパーで、「メディアの社会学」を書いた北田さんがドナルド・デイヴィドソン。 別におかしくもないけれど、その外し…

『若者はなぜ怒らなくなったのか』

荷宮和子著、中公新書ラクレ、2003年昼飯どきに読んでみた。 専門書だと消化悪くなりそうなんで、軽く読めそうなやつを選んだのだが、はたして消化によかったかどうか。 団塊世代と団塊ジュニア世代のあいだの狭間世代の63年生まれの著者が、団塊世代と団…