「反‐若者論」の50冊の一部修正


寝込んでるうちに、北田さんの推薦本50冊と並列されていて、驚く(id:Albiniさんの労作のこことか)。
タメをはるつもりはなかったのだが。
あくまでゼミ向けの50冊だったのだけれど(「反面教師本」も含んでるし)、そのうち、すなおにオススメの本50冊を挙げてみたいなどとも思う*1


半分冗談のつもりであげた50冊でしたが、もらったメールによると、読む気になってるゼミ生も多いようなので、半分本気で「50冊読んでみようね」と言っとくことにします。
1.の本は必ず読み、その次に2.〜4.の本も読み、残りのうちおもしろそうに思える本を15〜20冊くらい読んでおいてくれれば、50冊全部読まずとも、まあ、よしとしましょう。


それから、前回、50番目にあげた
東京都生活文化局『大都市青少年の生活・価値観に関する調査』
は、入手困難なので
NHK放送文化研究所(編)『現代日本人の意識構造(第5版)』日本放送出版協会
に替えることにします(来冬に最新調査結果をもとにした6版が出るはず)。
「比較的入手しやすい(はずである)こと」を選定基準にしたのに、うかつでした。
(他にも本屋では買えないやつもありますが、大学図書館か少し大きな公立図書館に行けばあるでしょう。)

*1: 学生さん向けにあらかじめちょっとだけ個人的なオススメを。永井均『〈子ども〉のための哲学』(講談社現代新書)を読んでから、ウィトゲンシュタイン論理哲学論考岩波文庫野矢茂樹訳)や『ウィトゲンシュタイン全集6』(大修館書店)の「青色本」「茶色本」をつまみ読み、ガルシア・マルケス百年の孤独』(新潮社)や村上春樹ねじまき鳥クロニクル 第1/2/3部』(新潮文庫)など耽読してみるのは、いかがかと。世界が在るとはいかなることかなぞという、何の実益ももたらさないことに思いをめぐらす暇があるのは、大学生の夏休みくらいな気もするし。