安易に大学院進学させるのはまちがいなく殺人行為である


昨日のエントリ、いくつかトラバをいただきました。
ちょっと不用意な書き方だったかと思うところもあるので、タイトルを上記のように修正したく。
そもそもこのエントリを書いた意図の補足説明をば。
id:shinimai:20041129#p2 さんのとこに書いたコメントをまず転記しときます。

いや、実のところ、あのエントリは院生さんや大学院進学志望者以上に、すでにアカポスにある教員に向けて書いているのれす。大学院重点化以降、さほど強い動機や意志のない受験者でも安直に入れてしまう。「入りたいの、じゃ入れたげよ、大学院重点化だし」てな感じ。それは「殺人」ですよ、と。研究者の道をきちっと志す若い人たちを、ワークシェアリングなり何なりで(こっちもオマンマの食い上げにならないようにしつつ)援護射撃していかなならんだろという気は個人的にはあります。ただ、それは年功序列で無能なヂヂイどもがのさばってるから、若手にポストがまわってこないというほど単純な話ではなく、大学業界というのは今後ン十年はまちがいなく「構造不況」業種であるわけで。その茨の道を「死ぬ覚悟」で進む気は、どっかでもってないと、きっと「あー、あのとき、就職しときゃよかった」と後悔しかねないだろうとも思うわけで。…(略)…(私も含め)オヤヂ世代の教員たちは大学の行く末について呑気すぎる。


これから授業なので、また後で追記します。
院生・OD、アカポス、非常勤の状況については、もう少しきちんと調べ直して、時機をみて新聞か何かに投稿してみる所存。