日経04.7.17(Sat)夕刊1面「ニッポンの行列」より

インターネットを介して世界中のコンピューターの遊休能力を結びつける「グリッド(網の目)コンピューティング」。一台一台の性能や記憶容量には限界があるが、それを結集すれば、世界最高のスーパーコンピューターすら上回る能力を発揮できる。
……(中略)……
国際的なグリッド計画の多くはチームを組んで参加でき、貢献度が順位で示される。米国立がん研究財団などが主導する白血病の治療研究プロジェクトで、ある日本のチームが群を抜いた一位になった。「Team 2ch」。時に無法地帯ともいわれる巨大なネット掲示板、「2ちゃんねる」上の呼びかけで集まった四万人を超える有志が、図らずも日本の底力を示した。


「つながりの社会性」の現象した端的な例かと思われ。
確かに「つながりの社会性」は、今の「日本の底力」かもしれぬ。