大学教員の仕事と報酬


つう愚痴を中野センセが書いてはりますid:contractio:20041213#p4 さん経由)。
ワラタ。
てゆうか深くうなづきながら涙してしまいました。

(1)と(3)つまり「学内の仕事」の合間に(2)=「学外の仕事」をやることになる。「まじめな」先生だと全部まともにやろうとするが,実際のところ物理的にできるわけもなく,結果的に(2)の自分の研究にしわ寄せがいくのは構造的な問題である。あるいは独身の先生は全てを両立できるかもしれないが,家庭をもつ身ではなかなか無理がある(研究で身を立てるつもりなら結婚すべきではない,というのは私の持論である)。仕事に打ち込んで月月火水木金金という一週間では家族に相当迷惑をかけることになるし,かといって家にいて(1)〜(3)のほかに(4)家事,(5)育児,とくるともう首は回らない。家事・育児は半分ずつの分担でもはっきり言って無理だ。うーん子どもが1人なら何とかなるかな。2人以上ならアウトだと思う


わたしアウトです......
家族、特に嫁さんに、もろ迷惑かけてます......
よくある冗談のような話ですが、出勤するとき、子どもに「パパ、また来てね」というような意味のことを言われたことがあります...orz

私が院生の頃,師匠はよく「(自分の仕事で)忙しい,とか言って委員を引き受けないやつがいるんだよ」とぼやいていた。「忙しいなんて理由になると思うか?」。なりません。そっちが本務です。でもよほどの権力者でもいないと売れっ子先生に(しかもその場にいない人に)無理やり委員任命なんてできないし,逆にそういう人に任せるとホントに仕事をしないから結局みんなが困るということで,必然的により有能な=よく働く先生がより多くの事務仕事をこなすことになる。かくしてここでも,時間という資源,業績という生産物において貧富の差は増大するのである


そうなのである。
私ははっきり言って事務的には有能であるのだ(と言っても、大学人の平均水準からいえばということであって、世間的にはどうだか)。
ただ私は研究的には無能であるからまだよいが、研究面でも優秀で、かつ、たちの悪いことに事務的にも有能な先生がたが、研究者として脂ののりきっている30〜40代に事務仕事に忙殺されているのを見ると、もったいなさすぎて涙が出てくる。
さらに恐ろしいことに、「売れっ子先生」でもなく、研究・教育もさして熱心でないのに、事務的にも使えねー人もいないわけではないのである。
いや、あくまで「一般論」ということで、ひとつよろしく(笑)